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来月は弦楽器の魅力を伝えるというところで、ヨーロッパとインド、中国の楽器の違いなどを3回に分けて講習会を行うのですが、私はインドを担当いたします!
ヨーロッパは無事終わったようです^ ^

西洋は過去のデータが本などで残されていたり、楽譜を忠実に再現する印象がありますが、インドの古典音楽からすると楽譜は大まかに書いて(何なら楽譜もなしに)師匠から口伝えで感覚や表現などを学びますので、音楽のルーツも口伝えです。そのため戦争などが起きて知ってる方がいなくなれば、わかる人もいなくなったりすることもあるかと思います。

そのためインドの古典音楽はヨーロッパの方のように、資料があって誰もが共有しやすいイメージではないです。これは担当者の方(普通は)こういうのはないのですか?のお話で気付いたことです。

インドも北と南で宗派や文化が異なりますし、師匠の得てきた経験などで、言うことが異なることがあるため、基本的には私の師匠はこうでした。と言う表現になることもあります。

日本は民族が分かれていません。ですがインドは民族も複数異なりますし、宗教も異なれば、侵略されて受け入れたこともあり、ヨーロッパのように資料で残せない背景もあるのかもしれません。

同じ国での情報が共有出来ない(しづらい)宣言できない(それでも良いと思っている)国もあるのでございます。

そうは言っても昔の宗教音楽は口伝えが基本でした。(まだ文字がないなどあったのだと思いますが)現在は少し変わってきているようですが、少し前の日本のお寺でお坊さんが学ぶ声明も口伝えです。

そのため、講習会の時はヨーロッパの音楽が絶対に正しいのではなくて、表にしっかり出ていないだけで、さまざまな文化背景や事情があって、色々な方法で維持してきた音楽事情というのもお伝えしていければと思います^ ^

これは良い悪いではなく、もちろん日本の音楽もヨーロッパ式を学校で習うのですが、それが常識だということになってしまうと、

何となく民族音楽などがやりにくくなってしまう。演奏をしたらいけないのかな。のように間違った音楽をしていると思ってしまう方も出てきてしまうため、

意図せずとも差別なくみなさんが気兼ねなく音楽を楽しんでいただくためにも、

ヨーロッパ、インド、中国、アフリカ、ブラジル、トルコなどなど、さまざまな国々の文化背景をもとに、取り入れている音楽スタイルをがあることを知っていただくことで

広い目で物事を見ていただく機会につながればとも思っておりますし相手の国の事情を汲み取った上で、楽しい異文化交流をしていただくキッカケにもなればと思っております^ ^

ご興味ある方はまだ少しお席あるようですので、お近くにお住まいの方は遊びに来ていただければと思います^ ^